2018年7月8日日曜日

TIFFANYでさよなら

昔話をまたひとつ。

あるお店で出会った女の子。
例えば見た目の好みとかをいうのであれば普通。
最初の印象はそんな感じ。
ただ不思議なことに話していくうちになんか普通が広がっていて、
お互いに落ち着く感じになっていた。
特別な距離感でもなく、間柄でもない。
ただそこでしか会えない関係。
それが苦しくなる前に自分なりに決断していた。

思いを伝える事とお別れはその日が最後でいい。
お互いの関係性を越えることなど出来ずに、
それでも前を向いて歩いていけるのならと。

涙の代わりにTIFFANYのネックレスを渡した。
「またね」ってお決まりの挨拶も封印。
「お元気で」がさよならの代わり。
その日以来夜の街に自分が存在することはなくなった。
心が崩れてしまわないように。

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