2018年7月2日月曜日

first season

遊び始めた34歳。
時代が良かったと言うべきか、一人バブル期で余裕があったから出来たこと。
財布の中には常に2、3件ははしご出来るぐらいの資金があって、週3、4日は出掛けていたんだから相当なもの。
ちょっとした社長かボンボン息子レベルかな。

ただ、今のようにスマートに遊べていなかったのが現実でひたすら勉強の日々。
時には修行のような出来事もありつつ···。

下調べもろくにせず、ふらっと立ち寄ってみる。
明らかに営業形態が怪しい店にも入ってみる。
廃れたヤバめのところも記念に行ってみる。
まぁ幅広いというか、経験値をあげてレベルをMAXにしたいだけだったのかな。
一つに絞り混んでどはまりするのが怖かったという反面、これだけ行くぐらいなら一つに絞った方がお得だったというのが事実です。
でも多くの人にお会いして経験値が高くなることで、自分が前よりは磨かれていったのも事実なのです。
そう思い込んでいるだけかも知れないけど。

ある程度遊びなれた頃、行き先を絞り混んで通うようになる。
出勤率は相変わらず高くて、店長からも絶大な信頼を受けるポジションになるんだけどね。
女の子同士の中で話題になって、お店中に広がって、会ったことのない娘まで逆指名のお誘いが聞こえてくるほど。
この頃はある程度今の形態が出来上がりつつあって、他の人がしないようなサプライズを仕掛けに行くのが楽しかった。
お店公認でドッキリやってるみたいな感じ。
だからいつも「おかえり~」って迎えられて、「いってらっしゃい!!」で帰宅するのが決まりになってたね。

ただ、どこか虚しくなる感覚があったから3ヶ月後にはこの世界から足を洗ったんだよなぁ。
自分が目指したレベルに到達したのもあるけど、オアシスがいつの間にか沼になってしまったのが原因。自分の心境として深い所にさまよい込んだ感じ。
その自覚があったから、ある日突然夜の街から消えることが出来たのです。 

いつか復活するとは思いもせずにね。

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