2020年1月2日木曜日

子供と動物とお色気

お正月のテレビが様変わりしている。
時代の流れとしか言えないが、実につまらないものばかりである。

定番となった年末恒例番組は健在だが、年が明けてのゴールデンは収録済みの特番ばかり。中には寄せ集めのVTRを編集しているだけの番組で、見たことがある映像を新年早々見せつけられる拷問状態である。
働き方改革なのか。少ない予算でのやりくりなのか。コンプライアンスに傾倒した結果なのか。ネットに色々奪われた結果なのか。
どれも含めて番組作りが行われるのであろうが、寂しいばかりである。

TV業界のヒット番組三種の神器と言えば、「子供と動物とお色気」と言われていた。お笑いや歌番組、ドラマやドキュメンタリーなどヒット番組は多いが、その反面不発も多い。間違いなく数字が取れるのは「子供と動物とお色気」なのである。
「可愛い」と「エロい」は無敵なのだ。
但し昨今「エロい」は地上波から撤退を余儀なくされている。
一年中、昼夜を問わず何処かで見ることが出来た「エロい」は、深夜枠へと追いやられ消えていったのである。

その分、「・・・っぽい」が微かに重宝されている。
「キャッチフレーズ」でそれとなくエロさを印象付け、発言やしぐさで彷彿とさせるポジションである。
代表格と言えば壇蜜さん。後追いで橋本マナミさん。そんなところだろうか。しかし両者とも昨年結婚を発表し、一定の役割を終えた感がある。壇蜜さんは自己発信的キャラのような一面があるので、今後も一定の妖艶さと意味深発言で活躍を期待できるが、橋本マナミさんに至っては、事務所主導のキャラ設定を公言しているだけに、そういうキャラは崩壊していくだろう。

新たな「・・・っぽい」キャラが誕生するのだろうか?
狭まっていく地上波の枠組みに食い込める程の逸材はそうはいない。

「子供と動物」でお茶を濁すお正月特番よりネットに頼った方が得策であるのかも知れないが、家族団らんの憩いの場には魔法の箱だったTVはやはり欠かせないのである。
もうちょっと頑張って欲しいものである。

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