2019年10月14日月曜日

異状なし。

大型台風上陸のニュースが連日駆け巡るなか、その影響の少ない地域にいた自分は少し乾いた強めの風を感じていた。

普段あまり連絡を取らない古い友人にメールをしてみた。
きっとかなりの影響がある地域なので、心配だったからだ。
返信は早かった。
交通機関の計画運休やお店の臨時休業で日常が麻痺しているが、取り敢えず無事だという。停電や家屋の被害等無さそうなので、過ぎ去るのを待つばかりと言ったところだろう。

自然には勝てない。
どんなに科学や人類が進化しても、地球上の森羅万象をコントロール出来ないのだ。ましてや、有り得ない変化の引き金を引いているのだから自業自得としか言えない。
地球環境問題について各国が話し合う国際会議が話題となったが、異常気象をもたらす原因を真っ向から受け止めた国がどれだけあったかは不明である。
それどころか近年高層化によって自国の発展をアピールする国が多い気がする。自然災害に強い設計が自慢なのだろうが、いつかそれらが自然の強大な力で崩壊したとき、何を思い学ぶのか?
理想郷として近代化を推し進めるがゆえに、見失った現実を思い知らされる日が来るのだろうか。

何より友人が無事でよかった。
命あっての人生。
大きな問題よりも小さな繋がりの方が自分にとって大事なようだ。

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