2019年3月23日土曜日

深い意味は無いんだけど

会話の前後にやたらと付けてくるあの言葉。
「深い意味は無いんだけど」って、それ自体意味無くない?
などと思う。

他にも、
「良い意味で▪▪▪」とか、
「悪く捉えないでね」とか。
これから話すことを反対の意味で租借しろって事なのかな。
ストレートに言えば傷付くかもっていう優しさは、
遠回しの悪口でしかないのではないの?

「やっぱり聞かなかったことにして」
って話の最後に付けるパターンもある。
途中で飽きてても聞いているのに、
聞いてないと怒るくせに、
聞かなかったことにしてはないだろう。
だったら話さなかった事にしてあげよう。
そこに居なかった事にしてあげよう。
そもそも存在してなかったことにしようか。
まぁ、それは考えすぎか。

「今の話内緒ね」もかなり危険だ。
秘密の共有を強要すべく勝手に情報提供しておいて、
漏洩の事実が発覚したときの容疑者に仕立て上げるつもりか。
まぁ、コレに関してはすぐに記憶を抹消することにしているので、
あまり考えが及ばないが。

とかく人は自分の手に余る情報を拡散したい癖があるようである。
共有と共感。
このエネルギーを暇潰しに費やして浪費するのである。
中には快楽の境地に達している強者もいる。
他人のお弁当からおかずを一品ずつ貰うのが好きで、
その味に絶妙なコメントを言っちゃうぐらいの強者である。
決して自分の弁当箱の中身は公表しないが。

「ねぇ聞いて」
と言う誘いに乗ってはいけない。
「なんだ。つまんないの。」
ってそっぽを向かれてもだ。
さんざん聞かされたあげく、つまらなかったとさえ言えない苦痛を耐えるよりは、
愚かでも孤独に忍び潜めていた方が良いのである。

話したがりの人は放置していても結構大丈夫なのを知っている。
ペットの犬や猫にも同じように話しかける術をもっているのだ。
ただ、犬や猫に「誰にも言っちゃダメだよ」はやめた方が良いと思うのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿