2019年12月29日日曜日

奇跡の軌跡

この世の中に絶対はないと人は言う。
成し遂げられない結果を見越して布石を打つ言葉だと思う。
そして良い結果を招いたときは、日頃の行いが良かったと言う。
努力の積み重ねがあれば辿り着けなくはない事柄でも、小さな神にささやかな祈りを捧げるだろう。

思いつきのデタラメな行動でも、結果良ければすべて良し。
奇跡は突然やって来る。
その軌跡を振り返る事も出来ない。

ひと区切りになる暦の起点がもうすぐやって来る。
なにかを引きずっていても、その境界線を越えれば、新しい朝を迎えられたと感じることだろう。
なにも変わらないと知れば、どこか辛くなる生きにくさも、時計の針が頭上をまたげば、変わり行く時代の流れに期待してしまうものだ。

後少しの「今年」を流れるままに過ごそう。
軌跡が起こる瞬間のような特別な時間など望まず、せめて静かに新しい「今年」の始まりを受け入れよう。

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