2019年12月16日月曜日

ソノサキにあるもの

何かを考えて、何かを掴みたくて、何かが分からないまま進む事がある。新しい事は古い記憶の上書きでしかない。より高くと望んでも、その準備が出来ていないのだから、足元に近い高さの低空飛行が現実なのだと終わりの瞬間を待たずして訪れる。

足元がぬかるんでいれば危ないが、安定しているからこそ、不用意に未知なる世界を見たくなるのかもしれない。

情報や噂を聞き付けても、そこにあるのは歪められた理想だったり、彩られた擬物であったりする。だとしてもそこに自分を投影してみて気がつくのは、闇を欲する心の隙間かもしれない。
救いがたい愚かさは、いつか自分を呑み込むだろう。
吐き出された言葉は意味のない過去の積み重ねばかり。

少し落ち着いて見渡す余裕が出来れば、昨日の自分を称えられる程になるのだろうか?
新しい朝を迎えるに相応しい自分を見つけられるだろうか。

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