2019年9月9日月曜日

やがて訪れる日

駆け抜けていた頃は気が付かなかった小さなほころびが、今は手に取るように分かる。
何度も積み上げては崩していた積み木も、完成形を見たいと思えるようになっている。
終わりが近いのではなく、何かを成し遂げたいという欲望なのだろうか。決まったゴールではないけれど、ひとつの終わりを肌で感じるのも悪くない。それが次のステップになるのであれば。

周りがざわめくほど頑なに自分を守ってきた。
今でも自分の領域を踏み込まれるのは忍びない。
ただこの領域に留まることを許された人達をも守るべきとした時に、傷つく事さえ致し方ないと我が身を盾に変え、それなりの年月を歩んできた。

目に見えぬ敵も多いが、蹴散らす程でもない。
結果から推測すれば、関わることさえ愚問でしかない。
戦うことよりも、その場で威風堂々と佇んでいればいいのだ。

やがて訪れる日までにその背中を見せよう。
何かを感じとり身に付けてくれればと思う。

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