振り返ることもなく、背中越しのサヨナラが最後だった。
そんなことが何度かあったのをふと思い出す。
思い出とは言いがたい記憶。その先を歩き続けて今がある。
固く結んだ絆もスルリとほどけて離れていく。
不実な現実はかけがえの無い時間を消していく。
一瞬が過ぎていく。
過ぎ去った時は常に未来を辿る。
自分がどうなるかは自分次第でしかないけれど、開いて結ぶには少し戸惑いが付きまとう。
まだ道半ばなのだろう。
心に刻まれた傷みに翻弄されないように生きようと願う。
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