2018年8月13日月曜日

感情と感覚

人によって快楽を得る矛先は様々だ。
本能的に行動を起こせば感覚的な快楽が先行するだろう。
理性が揺るぎない衝動に打ち勝てば感情を伴うかも知れない。

かつて感覚的な快楽を求めさまよっていた時代もあるが、
今は感情と感覚の狭間を両立させつつ楽しめる術を模索している。
深入りし過ぎれば壊れてしまう。
浅はかならば見抜かれてしまう。
他愛もない言葉さえ響かせてはいけないときもある。
まるで駆け引きのようなやり取りを繰り返し、
互いの間合いを詰めていく。
相手の鼓動が伝わるなら自分の懐も領域に入り込んでしまう。

本当の自分と仮初めの自分が混在する世界で、
一枚上手の優しい女神に翻弄されるがまま。
そんな瞬き程の空間が今は懐かしい。

微笑みの奥にある真実も様々だ。
その事を忘れないでいる。
今は夜に招かれる時を待つのみ。

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