この時代誰しもが何気に意識しているであろうコスパ。
バブル期はより高くより豪華になんて時代もあった気がする。
バブルの恩恵を受けてはいないけれど、身の回りに僅かながらハイブランドがあった。
キラキラというより、ギラギラしていた頃。
その延長線の先に自分のナイトウォーカーの時代が続いている。
費用対効果としての夜遊びは、その殆どがマイナスといっていい。
求めているものに対して受けられる内容が合わないのは最初から分かっているからだ。
では何故夜に足を運ぶのか。
宝石の採掘をするのと同じ理屈と考えているからだ。
夜に散りばめられた原石を探し求める旅は果てしないが、
見つけたときの高陽感は自分しか味わえない感覚で説明のしようがない。
大事に掘り起こし少しずつ磨きあげる。
ただ自分の所有物としての存在ではなく、そこに有る価値を磨くのだ。
ダイアモンド、ルビー、サファイア。
それぞれの輝きを見届けて新たな旅に出る。
優雅な貴族のように時間とお金を費やしていた時代は、
コスパなぞ無縁と胸を張って言える。
今は旅に出るのも一苦労する。
なにも考えず自由を謳歌するには背中が重い。
緻密な計算と乗り切る体力も必要だ。
当然失敗など出来ないからこその準備は完璧に仕上げている。
コスパはどうか。
今のところプラスに転じている。
原石を探す旅の経験が活かされているようだ。
見事なジュエリーが再会の時を待ってくれている事を願うばかりだ。
日常はどうか。
値引き品。特価品。半額。
上手に使って暮らしを豊かにと奮闘中。
たまにする贅沢もコスパを考えてしまう。
まずは心を豊かに。
対費用効果だけでなく満たされる瞬間も大切に。
今日の贅沢品。
このぐらいのサイズの鞄が欲しかった。
かなりお安く買いました。
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