2020年5月6日水曜日

リバース

昼夜逆転なんて特に珍しい訳でもなく、生活のリズムを掴めずに過ごす日もある。

今がまさにそう。

世間のゴールデンウィークとは無縁の日常を送っているはずだったが、コロナの余波で思いがけず休みを頂いたというのがきっかけ。
大型連休ではないけれど、自分にとってはかなりの大型である。

しかしこのご時世。
少しでもリスクを避け備えておくのが正解だと思う。
思わなかったとしても、出来ることに制限があるのも事実。
やりばのない怒り以上に、行き場はないのだから。

思えば2月半ばにはコロナが騒がれ始め、感染より2週間の潜伏期間が拡大を抑える基準とされていた気がする。
それがもう5月。
オリンピックの延期決定がひとつの節目でもあったように、流れは大きく変わった。
自粛ムードは加速したが、それまでの対応の鈍さが感染を広げてしまっていた。
学校の休校により、教育現場や学習環境は窮地である。
医療現場も切迫して感染リスクにどう立ち向かうのか混迷を極めている。
民間の事業者も廃業に追い込まれようとしているのが現状だ。

国や自治体は補償を手厚くすることで危機を乗り切ろうとしてはいるが、制度の複雑さも相まって追い付いていないと聞く。

季節は梅雨に向かっている。
例年どこかの地域で水害が発生し避難生活を余儀なくされているわけだが、予想出来る事は唯一、今の状態では避難所生活など不可能であるということ。

自然災害と感染症リスク。
移動制限で孤立状態になり失われるものも少なくない。
もはや当たり前の日常が取り戻せるのか不安になる。

冷静に考えれば2週間じっとしていれば収まったのかもしれない。
その軸となる起点の日が今でも定まってないのだ。
そこに政治判断はない。
暴君と言われようが、英断し命を守りきれば後に歴史に大きく名を残せただろう。
「お願い」ベースでしか国民に言葉を発せられないトップが、早期解決の糸口を見いだせるとは言い難い。

深く考えるより、自分の判断力を高めるしかなさそうだ。

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